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フロースルーの仕組み 初セットの仕方 こらえどころ
ロープの張り方

フロースルーという名前で呼ばれているミミズ箱です。 底面積あたりの処理量が多く、後述するようによく考えられたなかなかの仕組みです。
簡単な箱式でミミズを飼う場合、下のようなネックが2点ほどありますが、 フロースルーではこの2点が楽になります。

1.ミミズ糞堆肥を回収するときのストレス
箱式の場合、ミミズ糞堆肥を回収するのに、
★箱の中を敷物の上にあけて、明かりの下で小山に小分けして、小山の なかにもぐったミミズをよけながら回収する。
★別の容器を用意してそちらにミミズを移動させ、回収する。
など、ちょっとしたストレスがミミズにも人間にもかかります。

…1.フロースルーでは…
箱が底抜けになっていて、ロープが張ってあります。ミミズ糞堆肥は ここをフォーク状の園芸用品で掻き出します。ミミズを移動させる必要がありません。

2.箱内の環境維持
 箱式は容量が、とくに深さが足りない場合が多いのですが、箱内で環境が悪化した場合 ミミズの逃げ場所がありません。

…2.フロースルーでは…
深さが充分にあるので、一部環境が悪化してもミミズの逃げ場所があります。 水分が下に下りていきますので、ミミズの住む25pくらいの深さのエリアの 湿度も丁度よいものに保ちやすいようです。


■フロースルーの仕組み(下図参照)■

手作りフロースルーは、持ち主の数だけ種類があると思います。
下図は管理人さんが作ったフロースルーです。
大きさは トレイの大きさにあわせますが、箱はW500×D360×H500くらいです。

●形
脚部に底抜けの箱をつけた形です。脚部にはロープが張ってあります。
(ロープの張り方にはちょっとしたコツがありますので、 上のメニューか、こちらからお入りください。)
ロープの張りかた
脚部を作ってロープを張ったあと、木を積み木のように積み上げて、ネジで止めていきます。
蓋は環境に合わせて作ります。 雨風がないところでしたら、ベニヤ板を乗せておくだけでもOKです。




●しくみ
 ミミズコンポストがロープの上にたまります。 湿り具合が丁度いいので、ロープの間からどっさりと落ちてくるということはありません。 コンポストを回収するときは、フォークを大きくしたような園芸道具で掻き出してやります。
すると、上の部分が下がってきます。これにパームピートを補充していきます。

●初セットの仕方



1.ロープの上にダンボールを敷きます。
ダンボールはシングルの薄いものより ダブルの厚めの物のほうが長くもちます。ロープの間からコンポストが採れるようになるのは 1年以上も後のことですから、2・3ヶ月で湿気で破れてしまうようですと、なれていない ミミズが底から脱走したり、詰め物がばらばら落ちてきたりとケアが大変です。

2.ダンボールの上に水で戻したパームピートを投入していきます。
パームピートは箱の8分くらいまでいれるのですが、半分ほどから牛糞完熟堆肥 を混ぜてやると、ミミズが早く上部でおちつくかもしれません。

3.パームピートを入れたら、ミミズをいれます。
1kg前後がよいとおもいます。 釣り餌ミミズを3箱くらいでは、すくな過ぎるようです。 初めに多く入れればよいというのでもありませんが、なれない生ごみ処理と二世誕生に励んでもらうには あまり少ないのも時間がかかりすぎて、飼っていて面白くありません。 箱をのぞいてもどこにいるのだろう?という事になりかねないですし。
 ただあまり多いと、なれないミミズがどっさり脱走という目に会いかねません。初回脱走のときは 本当にたくさんのミミズが上部に浮いてきて蓋にびっしり、という場面もありで、 げんに別ページに経験談をのせていますけれど、けっこう大変です。


●フロースルーのこらえどころ

なぜか小さな箱で飼うときよりも、最初に投入した ミミズが環境に慣れてくれない場合が多いように思われます。落ち着くのに、ちょっとした工夫と時間がかかります。

雨のときなど、数匹が外に出てくることがあります。蓋より下のロープの隙間からどうした事か ダンボールをくぐって出てきて、外で干からびています。
 そのような時は、湿らせた新聞紙をさいてトレイの内縁きわに寄せておきます。外に出てきたミミズは 新聞紙の中で避難している事がおおく、それを拾ってあげるか、新聞紙ごと箱の中にいれるかして 収容救助します。

またロープ上のダンボールが破れるころに、ミミズの糞がロープ上にたまっているということはありません。 ミミズは上部で餌を食べているからです。
ですから、初めのうちは徐々に崩れてくる詰め物をそのつど集めては箱に戻す、という作業が必要です。

容積が大きいので、ミミズの数が減ると実際以上にいなくなったと感じてしまいます。 しかし、どうやら世代交代などで、大きなミミズが一時的に減っている場合もあるようです。
内容物を採取してよく観察すると、小さなミミズや卵や卵の殻が観察できます。そこまできたら これからが本格初動でしょう。私はこの段階でもう一度新参ミミズを少し投入しましたが。



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